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2001 season 実体験レポート

無謀な南国スキーヤー、8年越の夢をついに実現!
チェルヴィニア・ハネムーンへ行く。

和歌山県・白浜町出身/栗原 稔男

 その無謀な計画は、約8年前ある無謀な南国スキーヤー(実は本人)の思い上がりから始まった・・・その男は社会人になるまでほとんどスキーをしたことがなかったのだが、そこは典型的O型・おひつじ座の彼の良いところ?スキーを履いて3年目にはステンマルクに教えてもらうために当時のヤマハのキャンプに単身乗りこみ、下手すぎてステンマルクの同情を買って手取り足取り教えてもらったのだ。そして彼は思った。「いつかヨーロッパに行ってやる。ふっふっふっ・・・」
無謀(?)な南国スキーヤー、栗原さん

 そして、そのころから彼の無謀なところには巧みに目をそむけ(?)、一緒にスキーに行ってくれる貴重な存在の女性が現れた。彼女もスキーは下手ではあったが、大好きだった。幾シーズンを一緒に過ごしたのだろうか。その中で二人が思い描いたのが「いつか一緒になる日がきたら、結婚式を兼ねてマッターホルンへスキーに行こう」であった。そして二〇〇一シーズン、これまでに何度も何度も口にしようとして言えなかった事を、彼はあるスキー場で告白したのであった・・・彼は思った「ヨーロッパでスキーが出来る!しかも一週間!!」。

 しかし、女心となんとやらは変わるもの。「せっかくヨーロッパ行くのに、何でずうっとスキー場にいかなあかんの!」とこれまでの計画がご破算になりそうな、あたかも上司のようなつらい返事。されど、「結婚式を含むとあらば、ここは奥様に花を持たせねば一生文句を言われる」と、本能のごとく危機回避能力が働き思い切って彼は提案した。「じゃあ、ありきたりの旅行じゃつまらないから、スキージャーナルに載っているイタリアスキークラブに聞いてみようよ」と(この段階で既に3月半ば過ぎ。出発は4月20日の予定なのだぁ〜)。

その夜、彼はEメールをイタリアスキークラブに送った。返事が来るまでにはさしたる時間はかからず、ダウンロードしたサン・カルロ教会の写真を見て彼女はいった。「絶対ここで結婚式をしたい。マッターホルンはどうでもいい!(おいおい、そりゃあ無いでしょう。しくしく。)」と。彼は何とかしてスキーをせねばと思い、やっとの思いで2日のスキー日程を捻出し全9日間の旅行の日程を決めるまであっという間であった。さらに、年度末・はじめの多忙期という事も手伝いあっという間に出発の日がやってきてしまった。インターネットで取り寄せたウエディングドレスは荷物になるし、当然スキーは重い。が、ハネムーンなのだ。心は軽い。

〜中略〜
ウエディング実体験レポートは「イタリア旅行社」の
ホームページにて紹介

 6日目は移動。レオナルド・ダ・ビンチ空港からマルペンサ空港へ。マルペンサ空港からは2時間ちょいの陸の旅だ。が、季節は春。4月も下旬なのでゲレンデコンディションと天気が心配だった。高速を降りて一般道へ入り、山道にはいった。大きめのヘアピンカーブを曲がると山の影から「チェルビーノ」の登場だ!美しい・・・。雑誌で見た通りだった。程なく、宿泊先のホテルエーデルワイスに着いた。ここは、イタリアスキークラブに特に「料理の美味しい宿」と言うことで紹介してもらったので、期待大だったのだ。部屋に入るとこぢんまりとした部屋だが、彼女は「家を建てるならこんな部屋にしたい」と言った。ベランダつきの部屋であったので、チェルビーノを背にして記念撮影。明日はどうなる事か・・・そうしているうちに晩御飯となった。ここの晩御飯はここの名物ボーイさん(結構ご高齢の方)が、声高らかに説明してくれた。メインディッシュとデザートは選択らしい・・・そして大満足であった。

7日目はスキー。ホテルからリフト乗り場までは多少距離があるが、ホテルのおじいさんと思しき方が四駆で送ってくれた(但しこのおじいさん、英語はまったくダメでした。念のため)。悪天候のため、彼女の希望であったスイス側への滑走が不可能となっていたので天候と同じくご機嫌斜め??でした。でも朝御飯も晩御飯も、もちろん例の名物のボーイさんもサイコーでした。晩御飯の最中に「今日の料理はどうだい?」と聞くので「あまりに美味しいので、彼女もあっという間に平らげてしまいました」と応えたところ、厨房へ戻り大声で「エクセレントとゲストが誉めてるぞー」とやっていた。明日はどんな料理なのだろう?と期待させてくれた。

 8日目もスキー。昨日の事があって彼女の足取りは重かったが、例のおじいさんがニコニコして待っている。どうやら彼が言うには(あんまし解んなかったのですが)、天気は見事に回復!スイス側に降りられるようだ!!ずーっと前から、そう、「スキー・ナウ」と言う番組で我満デモが滑っていたあのゲレンデに立てる日がついに来た。彼女は「イタリアもいいけど、ハイジ(アルプスの少女)の出てきそうな世界も見たい!どっちも見たい」と言っていただけに、イタリア側のリフトを乗り継ぎ山の最上部のゲレンデに立ったときには2人とも足が震えていた。このときは季節外れの寒波に感謝した(カプリでは寒かったけど)。季節はずれのパウダー・スノーで、彼女の滑りも軽やかだ。はっきり言って「中の下」ランクの一般女性スキーヤーだが、ゲレンデも広いし急斜面もないので安心して見ていられた。途中からさすがに降雪が不足していてゴンドラでスイス側、ツェルマットの町に降りようと試みた。

チェルヴィニアの頂上、プラトローザにて。
仲良く寄り添い記念撮影!

名峰チェルヴィーノをバックに・・・

 ゴンドラに乗ったとたんの「ドイツ語」には多少驚いたものの、ゴンドラの乗り継ぎ駅近くにあるレストラン(当然へんぴな?山の中にある)にランチに入るとなんとビックリ!
日本語のメニューが・・・それだけ日本人が多いのだろうか。味付けは多少これまでとは異なるが、これまた美味い(量もヨーロピアン・サイズ)!これぞ、ヨーロピアン・リゾートと言う雰囲気なのである。我々なんてまだまだ「ひよっこ」て感じで、ご年配の方々からファミリー層までが春を満喫していた。何とか麓まで降りて、スイスの町並みを満喫して彼女はご満悦の様子であった。美しい町並みに後ろ髪を惹かれる彼女をせかして再びゴンドラを乗り継ぎ、ゴンドラからの眺めを満喫した後はゲレンデを満喫した。

ホテルに帰り、イタリア最後のディナーをあのボーイさんと・・・と思ったら、休みだった。ちょっぴり残念だったけど、やっぱり美味しかった。ここのホテルも大正解だった。ただ、チェルビニアの町は基本的にヨーロピアン・リゾートなので「大人の雰囲気」の町だと思った。北米大陸のスキー場のノリでいくと少し肩透かしを食らうかもしれないが、それがヨーロッパだと理解した。今度行かれる方がいれば、悪天候時にはアオスタの町に下りる等の過ごし方を研究されてから現地に入る事を進めたい。我々はたった2日しか滑る日程を組まなかったにもかかわらず、目的を果たす事が出来てラッキーだったと思う。ホテルに満面の笑みで帰り、思い出と共に荷物をバゲージに詰め込んだ。

9日目。日本に帰る日。例のおじいさんが満面の笑みで見送ってくれた。心から「グラッツエ」と2人は言えた。これからもこの感謝の気持ちを忘れないでやって行けたら、どんなに幸せだろうか。空港で、パイロット組合のストライキに巻き込まれ、結局8時間近くフライトが延びたなど、最後の最後に多少トラブルはあったが、生涯最高の休日をお世話になったイタリアスキークラブの皆さんに感謝。ローマであった人々に感謝。チェルビニアであった人々に感謝。

最後にはなはだ蛇足だが、トレビの泉で「ローマにまた来られますように」と思っていたが、どうやら近々になりそうだ。彼女と僕のジュニアが最近授かった。神父様との約束は果たさなくてはならないだろうと思っている。その節には、再度イタリアスキークラブのお世話になりたいと思っている。

2001年4月20日  栗原稔男

自称「無謀な南国スキーヤー」栗原稔男さん。とってもキュートな奥様、しのぶさんと、2001年4月23日に、ローマにあるサンカルロ教会にて挙式をされました。何と、本教会で挙式する記念すべき日本人初カップルです!
イタリア料理とイタリアーノの雰囲気が好きだ!挙式をするなら、絶対イタリア!と決めていたお二人。そして、挙式後は絶対スキーを堪能!
そんなお二人、見事に「ウエディング&イタリアスキー・ハネムーン」の夢を実現致しました。ウエディングの様子やウエディング旅行記は、お二人からお借りした晴れ姿のお写真を満載して、「イタリア旅行社」のホームページの中の実体験レポートにてご紹介しております。是非、あわせてご覧ください。きっと、あなたもそんなウエディング&スキーを極楽体験してみたくなることでしょう。

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