2001 season 実体験レポート
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新人スタッフ 柏木佑 研修レポート
「マルコのアオスタスーパースキー」(前編)
2001年1月7日〜14日
ISCスタッフ /柏木 佑
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第2日目 1月9日(火)ラ・トゥイールスキー場
マルコもお気に入り!パノラマ絶景「ラ・トゥイール」へ
朝起きてみたら天気は快晴!と言いたいところだが、まだ朝7時では真っ暗である。冬の北イタリアは、8時を過ぎた頃にようやく陽が射してくるのだ。でも、今日は期待通り晴れ、快晴だ。 8時にマルコが迎えに来て、今日はフランスとの国境にあるスキー場ラ・トゥイールへ行くことに。車で約1時間位で到着。途中、朝日のかかったモンテビアンコのあまりの綺麗さに車を止めて写真撮影(しかしこの写真せっかく撮ったのに、この後のハプニングにより、光が入ってしまった。残念...)。
ラ・トゥイールに着き、麓のゴンドラから上まで行き、そこからリフトに乗り継いでCOL DI FOURCLAZへ。そこから眺める景色も素晴らしい。モンテビアンコにも嫌と言うほど魅せられた。もちろん何度見ても絶景だ。
このラ・トゥイールのスキー場はフランスとの国境に接しているため、フランス側のラ・ロジエーレのスキー場にも自由に滑ってアクセスできてしまう。EUになったおかげでパスポートも必要なく便利だ。そして何より驚いたのは、この壮大さである。360度どこを見ても遮るものがない。まさに、これが絶景なのだ。昨日のピーラの景色も忘れてしまうぐらいの大パノラマ。イタリアのスキー場は、斜面だけでなく、景色までもが、なんてバラエティに富んでいるのだろう。
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第2日目 まずは仏側「ラ・ロジエーレ」へ。
初国境越えと3年ぶりの新雪に。
まずはフランス側に向かって出発。スキーを履いたまま国境越えなんて、私にとっては初体験なのでうれしさ倍増だ。斜面はなだらかだが景色を見ながら滑るにはぴったり。 ここのスキー場ではみんな楽しそうに滑ってる。スキーをしているのだから当たり前かとも思うが、みんなでワイワイやっている姿がスキー場のあちこちで見られるのだ。何しろ遮るものがないから遠くの人まで見えてしまうんだよね。
フランスとの国境にて。左から相沢さん、
マルコ、柏木、佐藤さん、海保さん
(杉山まどかさん撮影)
マルコの一番のお気に入りエリアと言っていたがそれも納得。そしてあまりの気分のよさにのせられて、マルコや佐藤さんが新雪を壮快に滑っていったので、自分も!と思った・・・それがいけなかった。新雪を滑るのなんて3年ぶり位。やってしまったぁ〜!こけちゃったよ。別に何も持ってなくてならよかったが、カメラを首から下げてウェアーの下に持ってたのだ。雪まみれのカメラ、大丈夫かな?それに、こういう時に限ってフィルム交換をしなくてはならなかった。巻きボタンを押してもあまりいい反応じゃない。でも音がしてるから巻き戻ったのだろう、とカバーを開けてしまった。うわっ!その瞬間、嫌なものが見えてしまった。フィルムが巻き戻ってない?! う〜、今日はもう触らないでおこう。またもドジ振りを発揮してしまった。「写真撮影も研修の一環よ」、そういわれ送り出され、しかもこのカメラはドロミテ研修の際に一緒だった馬場平之助探索隊長よりお借りしたものだった・・・ヤバイ! 気を取り直して再び滑る。でも頭からカメラのことは離れないでいた。
フランス側のスキーを充分に満喫してイタリア側に戻る途中、優しい相沢さんのご主人が、スキーを履いてないのでフランス側までは来れなかった奥さんに、何かお土産を持ってかなきゃと探している。「石でもいいんだけど...」でも、辺りを見渡しても全て雪で覆われているため石なんて見つからない。
ん〜何かいいものないかなぁと考えていると、するとマルコが、マルコが、スッ、と姿を消したのだ。一瞬、焦った。しかし、どこに行ったのかと思えば、国境付近のフランス軍の要塞の塀の上にあった平べったい石を相沢さんに持ってきたのだ。気が利くなぁ。やっぱりマルコってすごいや。
それに、この相沢さんのご主人の人柄、僕は気に入ってしまった。いつも小さな微笑ましい笑いを与えてくれる。他の参加者の方もみんな心のやさしい方々ばかりで、つくづく私は恵まれているなと思った。
お土産も持ったところでイタリアに戻り、レストランに向かって滑った。ラ・トゥイールは横の移動が多い。私はあまり気にならなかったのだが、佐藤さんは「横の移動が辛いよー。」と言っていた。そんな佐藤さんもスゴイ!就職をしてからスキーを始め早10年といったところらしいが、大のオフピステ好きで、しょっちゅう新雪の上を滑っているらしい。さらにすごいところは就職してからスキーを始めたなんて思えない腕前なのだ。足もよく動くしうまいんだよね。ん、足?あれ?佐藤さんのブーツ、ちょっと変だぞ!バックルが1個しかない!?どうやら他のバックルは壊れてどこかへいってしまったらしい。フォーミングをしてあるとはいえ、バックル1個であんな滑りをするなんて。いや、尊敬しちゃうね。でも、早く新しいブーツを買ってくださいね。
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第2日目 またまた陽気なランチタイム。しかも素敵な出会いが?!
フランス側の西端から大移動をし、ラ・トゥイールの東端にあるリストランテ「ロ・リオンディ」に到着。石を積んで作った小屋で特徴がある。マルコが「ここの料理は美味しいぞ!」とお薦めのところだ。フランス人も、フランス側よりイタリア側の飯の方がおいしいらしく、よくここに食べに来るらしい。
入ると席が空いてて、人もそれほどいない。本当に人気なのかな、実はそんな人気がなかったりして・・・と思いきや、少し経ったら早くも満員。私たちの運がよかっただけでした。さすがマルコ。座れる時間帯も把握しているらしい(?)。
パスタなどを適当に注文し昼食開始。もちろんワインも。パスタはトマトソースのペンネだった。んー、旨い!パスタは何を食べてもうまいぞ。それとポレンタや温野菜の盛合せも。しかしこのポレンタっていうものは場所によって味が違う。当たりハズレがあるようだ。今回、アオスタで食べた中ではハズレはなかった。
それにこのリストランテ、女性店員が2人いたのだが、2人とも美人で、なんともうれしい。
デザートには大好物のティラミスをいただく。その後、マルコがグラッパを頼み、みんなにも味見をさせてくれた。ここでアオスタ名物のGENEPY(ジェネピィ)というグラッパを知ったのだが、ハーブと微妙な甘味があり、気に入った。
ラ・トゥイールのリストランテ
「ロ・リオンディ」
ついに、私は暴れないまでもお酒に酔って気分が最高潮!さあ、この後もガンガン滑るぞ、と元気に。内心では、もうちょっと、この綺麗な店員さんのお店で飲んでいたい気もあったが、研修前に“飲み過ぎるなよ!”と上司達に散々言われてきたし、これ以上いくと×××ってなことにもなりかねないので、と、女性店員2人に挨拶をし、ここを後にした。奥手な私は電話番号なども聞けなかったけど。でも、腹ごなしももちろん、目も保養できて、さらに元気になったぞ!
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第2日目 マルコのすごさをまたまた発見!
外に出て再び滑り始めると、マルコの何かが違う。滑りの合間にいろいろな技を出しているぞ!
ウェーデルンなどをやるにしても私から見たら尋常でない足の動き。なんてうまいんだ。こんなの学生時代に見たオーストリア人のデモスキーヤー以来だ。 どうもお酒のせいもあるらしいが。私もお酒を飲むとかなり陽気になってしまうのだが、同類か? やはりそんなことはない、マルコは誰かと違い、お酒が入ってもきめの細かい配慮は忘れない。頼りになる。すっかり信頼してしまった。時間には正確だし、一見物静かそうだが冗談もよく口にするし、まさに日本人にはピッタリのガイドだ。そして本当に話しやすい、こちらの話もよく聞いてくれる。私とのコミュニケーションはイタリア語だったが、英語も話せる。日本語も、ほ〜んのちょっぴり勉強中とか??? 頑張ってほしい。
昼食後は、一度下まで降り、ゴンドラで上がってもう一本。ゴンドラの終点からのコースを滑る。ここは周りが木に囲まれた上級斜面で幅は狭いが面白い。私はこういった林間コースでいて、難しい斜面や中級斜面があるところが好きなようだ。滑っていてどんどんやる気が沸いてきた。そんな絶好調の中、これを最後に本日のスキーは終了となった。
ラ・トゥイールは広い割にリフトの乗り継ぎもいいし、色々なエリアに行って楽しめるのがいい。私もここが気に入った。初級者から上級者まで誰でも楽しめるスキー場だと思う。アオスタの中では特にお薦めのスキー場である。 帰りは途中のアオスタ州の特産物のならぶ土産屋に寄って帰る。今日は天気も良かったし、たくさんスキーを満喫できた。満足、満足。また明日も楽しみだ。晴れるといいなぁ。
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