■あとがき
アルプスキーと紀行文に名づけたが私の造語と思います。
海外旅行案内書は、スキーが主で観光は従の今回にはあまり役立たず、早めに求めた現地発行の5万分の1の地形図はゲレンデとその周辺の予備概念を知るのに大変役立った。等高線ばかり詳しい日本の地形図は槍ヶ岳山荘、カッパ橋の海抜が不明なのに比べ、現地発行のそれは、村、広場、ゴンドラ駅舎等に海抜メータの記載があり優れている。
下手な英語の東アジアの老人が愉快か痛快かの境で一人旅をできたのは、スキーという媒体の助けだけではなく、ヨーロッパ人が地歴的に他人に開かれているからでしょう。ローマを含め、対価なしに、老、幼、女及び独り者に手を貸し、言葉や目を掛けるのを、本文で読み取れましょう。日本のスキー場とは微妙に違うしグループが固まって他を寄せ付けないということもない。ウイークディにも働き盛りの壮年が多いのです。
かなりの国のヨーロッパ人に会ったが、皆1週間の滞在形のバカンスをゆったり過ごすのに比べ、朝5時ごろ車で宿へ付いて仮眠してスキーをするのはどうでしょう。
挨拶の習慣がよい。見知った人、初めての店で、本文に記したように、必ず挨拶する。挨拶すると気持ちが大変よい。日本でもできます。
夕食では何がうまいかを聞くのがよい。郷に従がってから自身の好みを次に。皿はAnti, Primi,Secondi,Mainとなるが、 Mainまで行けないこともあった。「私はビジタリヤン」は有用な言葉であり、スパゲティにスプーンを使うのを見なかったしシリアルを混ぜたりチーズの硬い皮はテーブルナイフで削れるしドレッシングを混ぜる手順など色々教わった。私の工夫もある。Try!tryと少年から教わったが人生全般に当てはまるとつくずく思う。
ホテルの部屋はバス、寝る、荷造り、洗面ぐらいで暗い照明では絵葉書も書けない。バー、ロビーにはよく行って書いたり読んだり出来るし、同泊者との交流や旅情報も得られる。6泊、3泊でも顔を憶えられ外で声を掛けられたし気分がよい。トレーナー姿は見ない。軽いおしゃれは自分が得をする。フロントは、外のレストランの推奨、予約やタクシの配車、観光地の推奨、移動方法を的確にアドバイスする。用件を言っておけば電話の外線も聞いておいてくれる。
スキーも旅も安全を確保してTryとChallenge。
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